今回は、四国旅行最終日のお話になります。
いつもは1回の旅行ブログを書くのに半年とか掛かりますが、お盆休みのタイミングですから、テンポよく連続して書いてしまいます。記憶も新しいと、書くのも容易で、この方が良いです。
部屋や温泉が微妙だという「四万十の宿」ですが、食事は非常に良いと書いた通りです。朝食も量が少なく、質素な感はするものの非常に美味しく頂きました。
しかし私自身は、朝食は食べたり食べなかったりと不健康な生活をしていますが、この内容では、ご高齢の宿泊客などは普段と変わらないのでは?という気がしてなりませんが。やはり折角の旅先での食事なので、もう少し豪華な方が良いです。
宿の送迎バスの時間の都合が合わなかったので、11時の特急に乗ることにして、高知に戻る前に近くを散策しました。
宿の向かいに県立公園があり、展望台から太平洋に合流する四万十川を見てきました。
高台になっている公園から河口の下田港まで降りて、下田住宅前バス停から高知西南交通下田線のバスで中村駅へ向かいました。
旧式のバスで来ないかなとカメラを構えましたが、リエッセⅡでした。残念。バスは誰が使うのかなと思いましたが、日常的に使っている雰囲気のご高齢者がそれなりに乗ってきました。
ところで、写真でちょうどバスの背後の山の裏に「四万十の宿」があります。あの山を伐採すれば確実に宿から四万十川の河口が見えると思いますが、ジャングルと化しています。
中村駅から2700系気動車のあしずり8号に乗車。倒木か何かで土佐久礼で40分近く遅れましたが、朝倉で下車しました。
とさでん交通伊野線の咥内-宇治団地前の峠越えで撮影すべく向かいますが、朝倉以西は2021年のダイヤ改正で大幅減便され、毎時1~2本程度の運行となっています。
まずは620号の高知ケーブルテレビラッピング、続いて621号の日野ラッピング(並走道路と被り)となりました。
特急が遅れたことと、同行者の撤収時間の都合で長時間の滞在は難しく、四国銀行ラッピングの625号で峠越え区間での撮影は切り上げとなりました。
初日の撮影で広告・ラッピングのない609号が伊野直通のサボを出していたことからも、広告車以外も伊野線へ直通していることは疑いようの無い事実ですが、この日に限っては約2時間の撮影で3往復撮影中、全てが広告車というのは厳しいものがありました。
同行者が空港へ向かう時間が迫っていましたが、駄目押しで鏡川橋電停に寄りました。かなり満足度の高いカットを得ることできました。このような望遠効果と綺麗なボケを生かした写真が撮りたくて、120-300mmを導入した甲斐があったというものです。
側面帯が無いと少し寂しいですが、側面広告無し+側面帯が撮影できるのは200形だけでしょうか。
鏡川橋電停で折り返しの604号ではりまや橋へ戻り、空港へ戻る同行者を見送りました。管理人はもう一時間遅い便だったので、もう少しだけ撮影を楽しみました。
最後は桟橋線から御免線へ転線する701号にて締めです。
「四万十の宿」やバスを待っている間に同行者と話していたのですが、次回、高知を訪問する機会があれば路面電車を貸切ってみたいと思います。オスロ市電など外国車ならばその車両を指定すればよいでしょうが、在来車の指定、つまり、広告無しの個体のパンタグラフを伊野側にしてくれ、といった要望が通るのか分かりませんが、そうでもしないと撮りたい写真を撮れ無さそうだということが良く分かりました。
しかし妄想を広げるとして、車両選びは難しい。3枚窓の700形や800形は全てZ形パンタグラフですから、目立ちません。鏡川橋電停で撮影した604号のように、高く伸びるパンタグラフが路面電車の魅力です。もっとも、冬に行って200形を狙えばよいという説もあります。
701号の撮影後高知駅から空港行きのバスに乗り、高知空港発 19:15のJAL498便で東京へ戻り、今回の旅行は終了となりました。
旅を振り返ると、今回の旅行はとさでんのトラムをそれなりに満足ゆく具合に撮影することができたように思います。観光列車も天気は残念でしたが、とても満足度の高いものでした。
半面、185系気動車と四国色キハ40の撮影は不完全燃焼に終わったので、やはり冬季の再履修が望まれます。リフレッシュ旅行とは言ったものの、肝心の「四万十の宿」は食事以外はイマイチだったのも残念でした。
もうひとつ、個人的に反省点として書いておきたいのが、レンズと構図選びです。従来使っていた24-70mm f2.8L(IS無しのカタログ落ちしているモデル)はワイド側の解像度が悪く、極力使わないようにしていました。
最近は、実家からタムロンのSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) を借りていますが、これは焦点距離に関わらず綺麗に解像します。すると、ワイド側に引いた写真が増えてしまい、現像時に大トリミングが必要とか、広角で歪んでいるように見える、傾いているように見える写真が増えてしまいました。
今年の秋こそ海外旅行に復帰すると書きましたが、24-70mmは持っていかないという選択も必要かな、と思ったところです。前回の旅行ではミラーレスにオールドレンズを付けて標準ズーム代用としましたが、その方が結果として良い写真が得られていたように思います。