香東欧遠征2019 ➂ ヌルスルタン・モスクワ

香東欧遠征という題でスタートした2019年夏の旅行記。この「香」はカザフスタンの漢字表記である香佐富斯坦から取っていました。

しかし、なんと、連載3回目にしてカザフスタン出国。それで良いのかという気は拭えませんが、カザフスタン・ステプノゴルスクは間違いなく今回の旅の重要な行先だったのです。

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香東欧遠征2019 ② ステプノゴルスク

カザフスタンで是非、訪問したいと考えていたのが首都ヌルスルタンから北へおよそ200キロの場所に位置する街、ステプノゴルスクでした。

ステプノゴルスク中心部からおよそ20キロの距離を走る専用鉄道は全線電化されつつも、電化路線と接続しておらず、世界一孤立した電化路線と言っても過言ではありません。そして、そこに走るソ連時代にごく少数製造された3ドア通勤電車、ER22形電車を使用する世界最後の路線です。

2年ほど前に、この土地を走るER22形電車の写真を目にして以来、いつか自分で撮ってみたいと思っていたのでした。

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香東欧遠征2019 ① 旅立ち

昨年から「シベリア鉄道・欧州遠征2018」と題したシリーズで更新を続けていますが、ついに1年掛かっても書き終えることはありませんでした。8月頭に定期試験が終わり、今年も約4週間の長い遠征に出発することになったのです。

昨年の遠征は鉄道ファンでない友人(シベリア鉄道に乗ったのだし、鉄道移動も多用したのだから良き理解者であることは間違いない)との旅行で、そこそこ観光地にも行った気はします。ただ個人的に一番楽しかったのは鉄道写真でして、今年の遠征は単身なので、存分に海外鉄道の写真を撮ろう、そういった趣旨です。

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