こんばんは
しばらく前から本日の盛岡行のカシオペア紀行は撮影しようと考えていたわけですが、昨晩ツイッターを眺めていたところチリ共和国海軍練習帆船「エスメラルダ」が寄港しているということで、朝から撮影に繰り出してまいりました。
撮影的には午前中のうちに小田急のいきものがかり関連の撮影も行っているのですが、そちらは別記事にしたいので、さっそく「エスメラルダ」の写真から。

そんな訳で晴海ふ頭に停泊しているチリ共和国海軍練習帆船「エスメラルダ」 (Esmeralda, BE-43)。9年ぶりの来日だそうです。
後方に見えるのはホストシップの海上自衛隊護衛艦「まきなみ」。こちらの公開は明日(日)のみだそうで残念。船後部のデッキでレセプション(チリ海軍の方曰く:パーティー)を開催したと思うのですが、「まきなみ」にはヘリコプターが積みっぱなし。邪魔じゃなかろうか。

さて、発表では一般公開開始は14時でしたが、チリ海軍のご厚意で13時過ぎには中へ。ただ、チリ海軍のご厚意で12時以前に並んでいた方がすでに乗船していまして、そもそも何時から公開なのか知らない方々が「なぜ入れないのか」と頻りに海上自衛隊の隊員に詰め寄っており、対応に違和感を覚えました。
昨年六月のトルコ海軍「ゲディズ」の公開の際は手荷物確認がありましたし、結果的に今回の混雑は少なかったですが、「ゲディズ」公開の際は列が長かったので、その経験を踏まえつつこのご時世、それ相応に時間を守り、手荷物・身分証明の確認を行うべきではなかろうかと思いました。

兎も角、足ふきマットならぬ足ふき木片…(苦笑)。ESMERALDAと星が輝きます。シックな色合いの甲板に真っ白な制服も大変良い。

今回は数十名のグループを士官の方が英語でガイドしてくださいまして、案内に続いて先ずは船の後部へ。

舵輪は流石に普段は使わないようなことを言っていました。ちなみに、質問はあれば答えるよと言われたので「Is there any difficulty aboard, on a old ship?(古い船に乗っていて困難に感じることはありますか?」と質問を投げかけてみたのですが、「とても遅い」と返答されました。
実際、エンジンでの最大速度は13ノット(パンフレットより)、帆を使ったときは7ノット、調子が良ければ14ノット(士官談)と言っていたので確かに遅いですね。タンカー等は20-25ノットだそうですから。

ググッとマストを見上げてみます。世界で二番目に長いらしいマストです。これを毎朝「朝練」として全員上ると案内の方が仰っていました。
これは持ち上がって高い位置にある艦首から。艦首には転落防止柵なんてものはないので怖いです。


礼砲として使用される57mm砲は日本語版Wikipediaでは盛大に間違えられて2門と書かれていますが、左右2門づつの計4門。英語版のページにはちゃんと書かれているんですが。
これ星だけだと共産圏にしか見えねぇ…

錨の巻き取り機は電動化され、後付けだと思うのですがそれでもレトロ感漂う代物でした。
案内してくれた士官の方と後ろのは海軍用国籍旗だと思いますが、変色したのか仕様なのか「黒地」にしか見えないので海賊みてぇな旗だなと子供じみた感想。
二階部分の黒っぽい場所が操舵室と少々のコンピューターが置いてある場所。でも基本的にはコンピューター等に頼らずに訓練するのが趣旨だそうですが。

一階部分の説明を聞き損じてしまったのですが、何から海図が置かれていました。

カッターボートではないので呼び名が分からんのですが、オールが入ってなかったので救命ボートでもなさそう…?船と同じ白と緑の塗装が綺麗でした。

船を後部から。角度的に真ん中にポツンとなってしまうのは致し方なし。晴れていれば…それはそれで逆光だったら悲惨だとポジティブシンキングです。

小ネタ的になりますが、船体後部には塞いだような入口の跡が。近代の改装で喫水が深くなっているとしてもこんな位置に入口を…?不思議です。

あとは効果があるのかよくわからないネズミ返しとか。うーん、素材がロープだし距離も短いし、逆さ向きでネズミに通り抜けられそうな気がしするんですケド

艦首の南米らしくド派手な物体はチリの国鳥、コンドルです。でも調べたら、ボリビア、チリ、コロンビアとエクアドルの国鳥なんですね…

最後にたなびくチリの国旗をパシャり。白い五角形の星は、進歩と名誉を、青は空を意味し、白はアンデス山脈の雪を、赤は独立のために流された血を意味するそうですよ。
といったところで、「エスメラルダ」の見学は以上となります。あまり詳しくなくても、異国の船、特に「エスメラルダ」は歴史も深く、それこそちょうど70年前の船を見学できるというのは貴重な体験だと思いました。特に古い船が全くと言っていいほど残っていない日本では貴重ですね。
ではでは。


