就職活動のために神奈川の実家に、それなりの期間戻っていました。元々の目的のさるびあ丸撮影に就職活動が加わり、どうせ関東にいるのだからと登山線の撮影も加わりました。
この登山線の試運転は気になってはいましたが、運転頻度が高くないというツイートを目にしていたので、訪問を悩んでいました。天気も優れない日が続いていましたし。
そんなところで、フォロワーさんが試運転の写真を投稿していましたから、運転頻度を尋ねると「飽きるほど」走っているとのことで、急遽の訪問。
最寄駅から急行列車に乗ったものの、箱根湯本からのバスに効率乗り換えるために、途中駅の秦野で後続のロマンスカーに乗り換えて、箱根湯本に向かいました。
乗り換えたバスで大平台下車。箱根湯本駅の券売機で登山線の切符を買えば登山線の運賃でバス乗れますが、車内の運賃表の額が全然違うので、あわてて切符と一緒に現金投入…運転手に呼び止められ、現金引換券を渡されました。
撮影地は取り敢えず、原田踏切。久々の訪問で構図が決まらず、一発目は上大平台駅信号所からスイッチバックする様子。
2020.6.25 10:48 2003
踏切から被写体の距離が離れていますから、中途半端に視界が悪いと微妙な感じがあります。
・・・ということは、ここに来るたびに書いているような気がします。一向に成長しません。今回の訪問では構図も決まらず、なんだか微妙でした。
11:07 1002
この107号は2016年の末に撮影したものですから、もうだいぶ前の写真になりますが、雨さえ降らなければ良い場所だとは思うのです。
2016.11.23 107+103
釈然としない原田踏切を離れて、少し下流側のトンネル出口を狙えるポイントへ移動しました。
完全にタイミングを誤ったようで、到着直後に108+109が眼下を通過。折り返しまで1時間待ちです。もう少しだけ踏切で待っていればよかったナァ、と。
45分ばかり待った頃に、急に霧が立ち込めてきました。狭いトンネルの空気を押し出しつつ列車が出てくると、明るい前照灯が霧に反射して、良い写真が撮れました。
肝心の108+109というと、ものの15分差で霧も流れてしまい、太陽光もやや強くなったので微妙な感じが拭えません。わずかな光量の差で、大きく印象が変わります。
強烈な緑!緑!緑!、せめて、先ほどのように霧が出ていたら、と思いましたが、もう1時間待つ気も起きないので移動しました。
加えて、立ち位置も考慮不足で、試運転のサボが架線に被っています。これは心残りです。
トンネル出口から駆け足で上大平台信号所に向かえばよいと目論んだのは正解で、信号所から出発する様子に間に合いました。
ところで、この試運転ですが、私が訪問した時点では宮ノ下駅の手前までが運転範囲でした。
しかしツイッターには、どうも大平台駅の手前の直線区間と思われる位置で乗務員交代している写真が多く投稿されていて、駅ではない場所で乗務員交代する様子は是非撮りたかったのですが、この上大平台信号所や、先ほどの源田踏切で撮影している訳ですから、大平台駅手前で折り返していないのは明らかです。
この日から運転範囲が広がったのか、日々変わっていたのか、ひょっとして大平台駅の手間で乗務員交代したうえで先に進んでいたのか分かりませんが、残念な話です。何故、大平台駅の手前の踏切に行って確認しなかったか…道が分からなかったから…
以前、紅葉の時期にこの場所に訪れた際は、それなりに良い写真が撮れたと思ったのですが、この新緑の時期ではあまり映えません。
何か良い写真が撮れないかと考えていると、頭上には青もみじが枝を広げています。
試運転サボを掲げた108号の姿は小さいですが、それなりに満足のいくカットです。
12:40 108+109
バスに乗って塔ノ沢駅に向かいました。バス停から急な階段ですが、息を切らして急ぎ足で駅に向かうと、今度は待たずに編成がやってきました。
この、トンネルの中は以前から試したいと思っていた構図です。以前のAPS-C機では自信が無かったので試しもしませんでしたが、フルサイズセンサーとレンズの優秀な手振れ補正で容易く撮影できました。
こちらが狙いでした。参考にした作例では、案内板や非常ボタンをうまい具合に隠していたのですが、どうにも見当たりません。
この花房がしおれていなければ隠せただろうなあという位置は見つけました。数日早く訪れていたら、撮れていたかもしれません。造花なんかを持ってくれば良いような気もしますが、それは邪ですね。
紫陽花の季節らしい写真でそれは良いですが、まとまりが悪いように感じてやや不満足です。アイキャッチ画像に設定した写真の方が、バランス良い気もします。難しいです。
駆け足で出山の鉄橋に向かいましたが、構図を考えいるうちに通過してしまいました。もう30分待てば、下ってきたのでしょうが、雨も強くなってきたので撤収しました。
登山線にはなんだかんだと言いながら、定期的に訪れている気がします。サボの見えない出山鉄橋はまた次回でも良いでしょう…
撮影後はロマンスカーに乗って、遅い昼食に駅弁を頂きながら、帰宅。良いものです。
釈然としない撮影でしたが、模型欲は沸いてしまいました。以前、アレグラ号の模型は持っていましたが、3000形電車の運用の都合と模型の相性が良くないので、つまり3000形+3100形+3100形、或いは3000形+2000形という具合ですから、模型は手放しています。
模型の考証はうるさい人間ではないですが、それでも大まかは年式は合わせたいとなると、鉄道コレクションでモハ1形や2形は微妙なものです。何か手元に残したいですが、手軽ではなさそう。小田急1000形のベルニナ塗装でも買えば満足するかなあ…