トルコ海軍「ゲディズ」晴海埠頭一般公開

こんにちは

久しぶりの更新となります。
学生である管理人は昨日で学期末考査が終了し、やっと一息つけるところですここでので、溜まっている記事の更新を済ませたいなと考えているところです。

さて、管理人は昨日、期末考査が終わった後に、晴海埠頭まで足を運び、トルコ海軍フリゲート艦「ゲディズ」の一般公開に行ってきました。

IMG_7539

そんなわけで、一応解説は書きますが、この分野にはそこまで詳しいわけではないので間違いはあるかもしれません。
詳しくは、オリバー・ハザード・ペリー級またはG級フリゲートで検索を…というのも、ゲディズ含むトルコ海軍G級フリゲートはオリバー・ハザード・ペリー級を購入、改修したものなので船についてはオリバー・ハザード・ペリー級のページに詳しく書かれています。

それにしても、錨が目立たない艦首ですね、というか装備されているんですかね…

IMG_7455

トルコ海軍は現地の言葉でTürk Deniz Kuvvetleriと書くそうですが、どうしてT.C.Gなのか…
トルコ海軍では全艦艇の頭にT.C.Gと付けている様ですね

IMG_7456

Mk.32 mod.7/17 3連装短魚雷発射管
現代の魚雷は対潜兵装ですね

IMG_7463

外国人はやはり無頓着なところがあるのか、通路にロープがそのまま置かれていたりしますが、その脇を我々は普通に歩いて通ります(苦笑
通路や甲板には木目のような加工がなされていていました。素材自体がザラついている訳ではないので滑り止めの役割を果たしているか謎です…

IMG_7464

前部甲板で目立っているのはMk.13ミサイル発射機

IMG_7467

そしてMk.13ミサイル発射機の直ぐ後ろに設置されているのが8セルMk 41 VLS
G型フリゲートでは、「ゲディズ」がVLSを最初に設置されたとのこと

IMG_7476

艦内を通り、上部構造物へ上がります。やはり、急な階段です。

IMG_7478

ネット情報でも気になったこの羅針盤、ヘンシェルと書かれています
頑張って調べました、はい、このヘンシェルはHenschel Corporation L-3 Marine & Power Systemsというアメリカの会社で、90年以上にわたり米海軍と関係のあるメーカーです。某キングティガーなんてものを作った企業とは無関係ですね。

IMG_7479

なお、US Navyのプレートは残ってる模様
わざわざ剥がさないんですね

IMG_7481

ネットには艦橋内撮影禁止と書かれていましたが、普通に撮影できました。
水兵さんがポーズをとっていました。

IMG_7484

内部は、やはり古さを感じます。日本のメーカーのノートパソコンが機械に接続されていましたが、パッと見で現代的な機械はそれくらいでしたね。

IMG_7491

艦橋を出ると中央構造物の上に出れます。
船のシルエットに特徴的なものはがこのMk 92 FCS STIRレーダー
Wikipediaによると、ロッキード・マーティン社による改修が2011年までに計画されたとの事なのでオリジナルではないと思いますが…

IMG_7519

オリバー・ハザード・ペリー級の特徴である中央構造物に直接取り付けられたMk.75 76 mm単装速射砲。
WikipediaによるとG級フリゲートに使われているのはオート・メラーラ 76mm単装砲とのことですが、これはアメリカがライセンス生産したものの名称がMk.75なだけであり、アメリカの艦艇ではないのである意味では「製品名」であるオート・メラーラ 76mm単装砲と表記されていると理解できます。

IMG_7500

右に書かれているロゴのようなものは「耳を塞げ」というような感じに見えますが、よくわかりませんね

IMG_7502

主砲カバーにはエルトゥールル(Ertuğrul)と書かれています。
ゲディズは今回、和歌山県串本町で開催された、トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難から125周年の節目にあたる日本トルコ友好125周年事業に参加するために来日したためです。

IMG_7508

中央構造物後方にはMk.15 20mm CIWSが装備されています。

IMG_7514

マガジンの無骨感がたまらなく素敵です。

IMG_7516

個人的に「オッ」と思ったのはこの起立式ポールですね。
テコの原理で、レバーを手前に引けばポールが奥に倒れるようになっていますね。

IMG_7517

メインマストには来訪する国の国旗を掲げます。
マストの奥手中ほどに見えているの四角形のようなものがSMART-S Mk.2 3次元レーダーで、VLS設置などと同時に改装されたものです。

IMG_7523

艦内にはランニングマシーンなどフィットネスマシンが。
大きな船ではないですから、運動不足も顕著でしょう。

IMG_7542

そんなわけで、艦内自体はそう大きくないので見学に要した時間は25分ほどでしょうか。なにせ列に一時間近く並んだので残念ですが「たかなみ」を見学する時間はありませんでした。
「たかなみ」は排水量、全長、全幅ともにゲディズより一回り近く大きな船です。

そんなわけで、これにてゲディズ一般公開の記事は〆です。
管理人にとって艦艇の一般公開に参加するのは初でしたが、その初の参加が海外の軍艦だったというのは嬉しいものです。
艦内のダクトから吹き出す空気がどこか異国な匂いで、管理人が海外に住んでいたころをどこか懐かしく思い出しました。

そんなわけで、週末に横須賀で行われる一般公開にも行こうかなと思います。

ではでは。

コメントを残す