特急いしづち代走と高松の休日

2025年3月となりました。遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年末の話題になりますが、連休中に特急「いしづち」が岡山発着になった対応で高松-多度津・宇多津がキハ185系による代走となりました。このためだけに四国に行くか直前まで悩みましたが、「いしづち」HMを掲げた姿を一目でも見たいと思い、訪問しました。

金曜日、定時後の東海道新幹線に飛び乗り、新神戸へ向かいます。ネットカフェで少し休憩してから港へ向かい、毎度の深夜便の乗客となりました。連休前夜の便とあって大混雑でしたが、3階の階段脇に寝床を確保。

2024年10月12日

翌朝、シャトルバスで高松港へ到着。

日が昇る様子は、サンポートフェリー乗り場の連絡通路のベンチでコンビニおにぎりを食べながら眺めました。

3105M 快速マリンライナー5号

高松駅から予讃線の普通列車で鬼無駅まで乗車しました。衣懸池脇の定番撮影地までは徒歩。

2両編成のマリンライナー3号とサンライズ瀬戸に続けて、5000系電車のマリンライナー5号。3億人HMを出した姿をカメラに収められたのは予想外の収穫でした。春頃に伯備線を撮った時、岡山から高松に渡って、ジャンボフェリーで神戸を経由して(それと京都で友人と会って)帰ったのですが、その時にこのHMを付けた姿を高松駅で目にして、撮りたかったですね。

1004M いしづち4号 キハ185-17 + キハ185-13

わずか2日前に重要部検査で多度津工場を出場したばかりの綺麗な姿のキハ185-17を先頭にやってきました。

正直、撮影地というか構図を誤ったなとは思いました。この構図は、せめて3両は必要です(2両なのは最初から分かっていたことです)そうはいっても、2両編成は難しいです。今回撮りたかった「いしづち」HMはしっかり明瞭だし、光線は良好だし、変に傾いているようなこともないし、これはこれで、という感じです。

114M 快速サンポート

6000系電車の快速サンポートは初撮影となり、嬉しい収穫でした。以前、2020年の9月に撮ろうとしたのですが、7000+7100系の代走でした。

当時の記事:四国まんなか旅-前

1008M いしづち8号 キハ185-13 + キハ185-17

宇多津駅で岡山へ向かう8600系電車と、高松へ向かうキハ185系の離合。岡山行きが先に3番線から発車して、続けて4番線から高松行きの発車です。加速度の差もあり、こういう感じになります。

2000系気動車のいしづち6号も撮りたかったのですが、6号を撮って鬼無駅から宇多津駅へは間に合うか微妙な時間だったので撮影はしていません。


下り いしづち7号もキハ185系による運転でしたが、光線を考えても良いアイデアが無かったので、土讃線の琴平からことでんに乗換えて、土器川の橋梁へ。2020年9月のレトロ電車の撮影時に通過後に到着してしまい、撮ったことがない場所でした。

緑色のほうが素敵だなと思いましたが、琴平線と長尾線でラインカラーが分かれているのですね。知りませんでした。

ことでん1080形 1081

やはり長尾線の緑色が撮りたかったので片原町で下車して踏切で待ってみました。

しかし長尾線の本数は少ないし、踏切で撮るのも猛烈に恥ずかしいし、ようやく長尾線が来たと思ったらこくみん共済のラッピングで意気消沈しました。撤退。


港に戻って散歩していたら、海王丸が寄港していて大変驚きました。年始に徳島から戻る際、神戸港では日本丸と並んでいる姿を見ましたが、1年で2回もお目にかかるのはラッキーでしょう。

実は朝焼けを眺めているとき、第一しょうどしま丸の裏にマストが見えていましたが気付いていませんでしたね。

高松は船を撮るのが楽しい街です。

夕方は入港する船に対して光線も良好で撮っていても楽しい。ひとつ残念なのは、現在四国フェリー/小豆島フェリーが運航している船舶はすべて船首に何かしらのイラストがラッピングされていますね。

ジャンボフェリー「りつりん2」

「しょうどしま丸」が入港する裏でジャンボフェリー「りつりん2」4便が高松東港より出港。

大学生の頃から今回の訪問でも世話になっている林兼造船の姉妹こそがジャンボフェリーという気がします。新造船の「あおい」はいつか、別の機会に乗りましょう。一人で乗るなら、古い船のほうが親しみやすです。

日が暮れてきたので、小豆島行きのフェリーに乗船、

以前、第一しょうどしま丸の高松-宇野航路が廃止になる直前に乗船したときもこのくらいの時間で素敵だったので、また乗りたいなと以前から思っていました。

この辺りは昔の自分から変わったなと感じるところがあって、瀬戸内の夕焼けの、こんなにも素敵な景色を誰とも共有…共有というのは、写真をチャットで誰かに送るのではなくて、その場で一緒に眺めるという意味で、共有できないなら、別に旅しなくてもいいかなという思いがあったり、なかったりします。

以前ほど素直な気持ちで景色を見れないのは悲しいでというか、ある意味では残念だなと思います。この趣味は好きですが、趣味をやっていて矛盾を感じています。

やがて大きく右に旋回して、小豆島 土庄港へ入港。

小豆島への道中は淡路島を背にして西側を向いていましたから、ひょっとすれば「紫金山・アトラス彗星」が撮れていたのではないかなと思ったですが、写ってなかったです。前日くらいまでは覚えていたのですが、当日は完全に忘れていて、帰宅してから思い出してショックでした。金星らしき光源は写っていたので方角は合っているはずですが、もし見えていたら肉眼でも見えていたでしょうから、たぶん見えてもいなかったという事で納得させます。

下船後、同じ船で折り返して高松へ戻りました。


2024年10月13日

314D キハ40 2148 + キハ40 2147 + キハ47 173

翌朝は、しばらく前からチャレンジしてみたかった春日川の橋梁へ。

少し雲が多いのと、水面が揺れていますが、実は太陽側には雲がかなり多く、直前にも曇られていたことを思うと十分です。足場が不安定だったり、水面の水鳥も通過前には飛び立ってくれたので良かったですが列車のタイミングで飛び立たれたら最悪です。実はここを履修するのは難しそうで、今回は幸運でした。

この日は休日でしたが、平日なら高松乗り入れの40/47は314Dと316D、夕方にその折り返しが設定されています。夕方の折り返しのうち1本は夕方の時間帯に設定されていたので、5月頃に水田と夕焼けと絡めて撮りたいものがあったのですが、25年春のダイヤ改正で高松乗り入れが1往復になり、折り返しが夜間になるようなので、もう撮れるチャンスは無さそうです。ともかく、高松乗り入れを撮れるうちに撮れて良かったということです。

高松港でもう一度、港の風景を目に焼き付けて、空港行きのシャトルバスに乗りました。

ANAの536便 東京羽田行きに搭乗して、池袋から西武線に乗って帰宅。

連休で翌日の14日も休日でしたが、高松はホテル不足が激しく、訪問を決めるのが直前だと宿に困ってしまいます。


何と言いますか、鮮度落ち激しいエントリーですが、四国は好きな場所なので、後で読み返せるように記録に残したいなという思いがあります。

この連休中は四国のキハとは全く別のことで頭がいっぱいで心が揺れ動いていました。正直、撮影どころではなかったような感じです。それでも四国の景色は美しいし、大好きな風景だなと改めて思ったようなところがあります。


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