夏の中国旅行[その1]

前回の中央線と山手線の撮影記事の最後にチラッと書きましたが、今回の記事から夏休みの旅行の記事を続けて投稿しようと思います。

取り敢えず、北京旅行は中国旅行入門?というタイトルを考えてみました。

6月末、友人とLINEでアニメ映画の入場者特典の話をしていたところです。映画の話が落ち着いたところで「9月中国に行かない?」と唐突に話を振ったら本当に行けました、そんなところです。いや、事の発端はそもそも管理人が長い夏休みをどう過ごすか考えていたところから始まったのかもしれません。台湾に行こうか、国内旅行にしようか、それとも貯金しておこうか、悩んでいました。結果が、中国旅行でした。

9月6日の朝、使い慣れたバスターミナルから成田空港への高速バスに乗り、成田空港第三ターミナルへ向かいました。初めて一人で旅行に行った際に乗った夜行バスと同じバスターミナルから、初めて一人で(正確には友人とですが)海外旅行に向かうのは何か感慨深いようなものがあります。

写真は出国手続きが終わり、ボーディングブリッジ近くの窓から撮ったものです。

今回利用したのは春秋航空IJ1031便です。
12:55 東京(成田) 成田国際空港第3ターミナル→15:35(中国時間) 天津浜海国際空港第1ターミナル

上の写真で春秋航空の機体が写っていましたが、ランプバスでかなり遠く(恐らく整備地区)まで移動しました。

写真の通り、かなりの人でしたし、一応空港内ということで一瞬立ち止まって撮っただけなので翼が切れてしまいましたが、近くで見る旅客機カッコイイですね。

そんな訳で…機内は非常口横の席をアサインされた(正確には、どうですかと聞かれたので喜んで承諾した)ので、普通のキャリアのエコノミーより広いんじゃないかという快適な座席で3時間40分の空の旅を過ごし、天津浜海国際空港に到着しました。

滑走路からタキシングしている際に、(大変特徴的な毛筆フォントで天津と掲げられた)旧ターミナルが見えたので一瞬、かなりヤバいボロ飛行場に来てしまったかと思いましたが、綺麗な現行のターミナルです。

管理人は広州に2年間住んでいましたが、これだけの晴天は普通に珍しいな…北方はやはり違うのかなと感想ですね。

ボーディングブリッジは例によって暑いだけなのですけど、飛行場に降り立つと、中国のあの匂いです。トラブルなく(あっても困りますが)スムーズにあっという間なので、いよいよ中国に来てしまったなと嗅覚が伝えてきます。

入国審査もほぼ無言で終わり、手荷物も割と早くに出ていて、税関検査もX線だけであっという間に保安区域の外です。海外に来たかなり皆無です。

 

飛行場からは天津市地下鉄2号線で天津駅に向かいます。地鉄の文字に従い(恐らく隣のターミナルの)地下に向かいます。

天津地鉄はコイン型の切符です。入場時はタッチ、出場時は改札機に入れればよいタイプですが、券売機の使い方も併せて慣れてないとたぶん驚きの連続なんだろうなあと同行の友人を見て思いました。

地下鉄で天津駅までは30分程だったでしょうか、天津駅に到着し、Ctripで予約済みだった切符を窓口で受け取りに行きます。

どの文字列が個人情報を含むかよくわからないので取り敢えず、全部モザイクで隠していますが、切符はこのようなものです。

左下の枠の上側にはパスポート番号と名前が印字されていまして、切符受け取り時にはCtripから発行される番号(正確にはCtrip経由で発行される中国国鉄のインターネット予約サイトの予約番号)とパスポートを係員に提出します。

切符の通り、乗車列車は19:30発のC2082次です。これは事前に日本で予約していたもので、飛行機の遅延とかパスポートコントロールで待たされるとか、切符売り場が見つからないとかトラブル考慮してこの列車を取ったわけですが、実際には待合室に入った時点で17:20分。

天津駅では、切符売り場が身体検査後にあり中の様子が伺えず、駅コンコースの喫茶店に入るのも憚られたので…結果として全く余計に待っただけですが、初めて自分達だけで海外に出るわけだし、多少はと思います。次回は切符当日購入ですよ、そりゃ。

兎も角、写真の待合室で待つこと2時間以上、出発の15分前から改札が開きます。切符の右下にQRコードが載っていますが、中国人民の方々はQRコードを改札機にタッチした後、身分証明書をスキャン(?)して改札を通っていましたが、そんなものは持っていないので係員に切符とパスポートを見せて通りました。

ホームに降りると乗車する列車は既に入線して待っていました。乗車した車両の車番からZE301103から察するに、CRH3C型の第11編成でしょうか。連番だとするとかなり若い編成です。CRH3Cは8両編成で、8+8の編成を組んでいました(乗車したのは左側の編成です)。

丁度、対向ホームの良い位置に停車している列車があったので手早く撮っておきました。

ホームの様子です。かなり薄暗いです。

今回乗車したのは天津駅からなので、奥に在来線列車も見えています。こちらの写真の方が、いかにホームの照明が少ないか分かりやすいでしょうか。

座席は01Aということで、足元は広いことは広かったのですが、ご覧の通り窓の位置が大変残念でした。

駅を出て暫くはかなりゆっくりと走っていましたが、気づけば時速294kmまで加速していました。日本の新幹線は加速してるなあと体感しますが、これは夜間で景色が見えなかったからか、それとも線形が良いのか、本当にこの速度なのかと思いながら乗っていました。

列車は30分程で終点北京南駅に到着します。途中停車駅はありません。北京南駅は新幹線専用駅だからか、高い天井に関わらずとても明るい駅構内で、高速鉄道にはこっちの方が似合うなと思った次第です。

到着後、北京南駅からは地下鉄4号線で角門西駅へ向かいホテルにチェックインとなりました。

といったところが、旅行初日でしたが、やはり天津駅までスムーズに行けたのは大変喜ばしい事だったのですが、事前に手配していた高速鉄道の読みを誤ったかなと。そもそも出発2週間程前にCtrip高速鉄道の空き状況を見たところ一部列車で満席が出ていたので、当日買えないかも…と思って事前に買ったというところもあるのですが、いざ当日Ctripで見ると全ての列車で空席が出ていたので当日分もあったのかな、と思った次第です(確証は無いですが)。

事前に購入するにしても、復興号運転の列車だとか、在来線列車にしておくとか、もう少しうまく出来たかなとは思います。特に、17時台に復興号による列車があった様なので…(後から知ったことは仕方がないですが)。

管理人自身は広州に住んでいたこともあり、地下鉄や街の雰囲気は特に違和感というか、異国感を感じることは無く、国鉄の在来線も一応乗ったことはあるので(高速鉄道に乗る際の駅の雰囲気等)も「こんなものか」と思った程度が初日の感想です。

そんな訳で、次回も続きます。

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