元JR東日本 烏山線を走っていたキハ40 1009は遠く離れた山口県岩国市の3セク、錦川清流線のイベント列車として運転されています。ところが、2020年10月7~9日の3日間は車両不足の代走として定期列車で運転されるということで、これは良い機会だと撮影に向かいました。
烏山線のキハ40は2017年春のダイヤ改正で引退しています。記憶は曖昧ですが、鉄道ファン誌か何かで栃木にキハ40が走っているということは知っていたように思いますが、当時は行こうにも行けないような遠くだと思っていたり、そのまま存在を忘れていたような気がします。
兎に角、そんな感じで多少の思い入れというか撮れなくて残念だった列車を再び撮れる情報を事前に得れた訳ですから、これは行くしかない、という事です。
大阪駅高速バスターミナルを10時半に出発する「青春昼特急広島1号」に乗車。
つ見ても素敵です。余談ですが、JRバスというと、高峰高原線の辺りの路線バスが未舗装道路を走るところを撮ってみたいものです。
宿は「岩国プラザホテル」へ2泊。
GoTo地域共通クーポン配布前の9月中に予約を入れていましたが、貰えました。てっきり、10月以降の予約でないと貰えないのかと思って、じゃあキャンセルして取り直そうと思ったら既に宿は満室で残念だったナァなどと思ったものですが、良く分からないです。そもそも、1000円分余らせています。
翌朝、日の出前から移動を開始して、南河内駅へ。始発の522Dは南河内駅を日の出10分後の通過で、運が良ければ線路まで日が当たるかもしれないと思ったのですが、残念ながら没。
折り返しの錦町行き521Dは後追い撮影。
ここから少し椋野駅に進んだ観音茶屋には、たまに話題に上がるうどん自販機がありました。
食べてみようかなあと思ったのですが、気づいたら通り過ぎていたの連続で結局立ち寄ることは無く…
林道を登って、視界の開ける場所へ。
この通り、針葉樹ばかりですから、綺麗な紅葉を望むのは厳しそうです。
この列車を撮影後に先回りして南河内駅で迎え撃つのが大正解だったようです。撮影地でお会いした方の写真をSNSで見て、追っかけなかったことを残念に思いました。
錦町行きの525Dも撮影したのですが、こちらはお蔵入りな感じです。
キハ40の代走は午前中の2往復で終わりなので昼食後、昼から夕方まで岩国基地で航空機の撮影。
暇つぶしの岩国基地訪問でしたが、FA-18D 164957は久々に飛んだ機体ということで、賑わっていました。
暇つぶしの為に150-600mm持参したのですが、やはり調子が良くないように感じます。コロナ禍の所為でアルバイト先が潰れてから資金難なので、今後次第では売却…でもその前に調整に出さないと不誠実というか、調整に出すなら自分で使うよって感じもあります。
翌日は台風の接近に伴って翌日は悪天候の中で撮影。
岩国行きの始発は露出不足を確信して撮影を見送り、錦町行きの521Dから撮影開始。
奥の崖の斜面補強のコンクリートが目立ちます。作例では無かったのですが、致し方ありません…
上の521Dと同じ桁橋ですが、今度は川を渡って近くから。
JRマークが残っているのは昨日から気付いていましたが、運転台下の七福神のシールも烏山線時代に貼ったものが残っている様です。
526Dを撮影したところで、撮影地候補を切らしてしまいました。夕方の高速バスまで時間も余っていたので早々と撤収して、5年振りに呉にでも行こうかと思い車を走らせたのですが、南桑駅の近くが撮れそうだったので岩国行きも撮ることにしました。
当初の予定にない場所でしたが、ここでは他の撮影者も複数、来ていたので有名だったのかもしれません。
夕方の高速バスは一本早い時間に変更して、グラン昼特急大阪4号で大阪へ帰還と相成りました。
こういった具合で、初日は4か所回って2か所はお蔵入り、翌日は雨と生憎の結果でしたが、冒頭にも書きましたが思い入れがあるというか、思うところのある被写体を、それこそ烏山線時代よりも山深い緑の中で撮影出来て非常に満足です。
岩国で2泊でも普段ならビジネスホテルが1泊5000円として1万円。撮り鉄のための宿泊で1万はあまり気乗りしない額に感じますが、GoToの割引が入って6500円と非常にお手頃。
これに慣れてしまうと、もう旅できないなあなんて思っていたら、予算は余っているのに割当枠の都合で旅行会社の割引は実質終了などと良く分からないことに…
ところで5年振りに呉にでも行こうかと思い、と書きましたが、そもそも広島自体が5年振りでした。バスで到着してからレンタカーを予約した時間まで少しだけ路面電車を撮影したのも楽しかったし、広島と呉を目当てに近いうちに来れたら良いなあと思った次第です。