四国リフレッシュ旅行 2日目

1日目のエントリーの最後に書こうと思ってすっかり忘れてしまいましたが、今年の秋、2020年2月のウラジオストク以来、約2年8カ月振りにプライベートで渡航し、海外鉄を再開する予定を立てています。

流石に、それまでには2019年と2018年の海外遠征のエントリーを完成させなくてはなりません。頑張ります。

さて、四国旅行の2日目のハイライト…というか今回の旅行がリフレッシュ旅行である所以、観光列車の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗りますが、その前に撮影を済ませたいと思います。

朝早くに高知のホテルをチェックアウトし、土讃線の岡花駅で下車。

2022.6.5 土讃線 土佐加茂-岡花 2074D 特急「あしずり4号」

お目当ては2000系気動車で運転される特急「あしずり4号」。撮影地はカーブですが、振り子式の特急列車らしい、猛スピードで走行していて驚きました。2両編成といえど、誇らしい特急の姿です。

この日は、晴れていたら第二領地橋梁でもと思いましたが、天気が悪かったし、管理人と同行者の熟練度では転落死しそうだったので止めておきました。

2022.6.5 土讃線 土佐加茂-岡花 キハ32 19+キハ32 18 726D 普通 高知行

もうしばらく待って、キハ32×2の普通列車も撮影。前後とも富士重工業製の角ライトで非常に好ましい雰囲気。

キハ40より希少な国鉄気動車です。撮りましょう。

726D撮影後に高知へ戻ります。撮影した726Dは高知行きですから長時間待つかと思いきや、30分と待たずに後続の728Dがやってきます。ちなみに、列車は伊野辺りからだいぶ混んできました。主要駅手前は乗客が増える地方路線の良く見る姿です。


普通列車は朝倉で下車し、トラムに乗り換えて桟橋線の終点へ向かいました。

前回、前日ともに桟橋線へ足を運べずにいましたので、初訪問です。先人の方々の写真で見ていたように、太平洋セメント土佐工場を背景にした魅力的な場所です。

名鉄スカーレットのまま(相当色褪せていますが)活躍する590形が桟橋線で運用に入っていました。この590形は桟橋線での運用が多いようです。

意識して撮影したわけではありませんが、200形のトップナンバーを撮影出来ました。

新塗装ですが、広告も無く、綺麗な姿です。冷房化されていて、車齢70年を超える車両が現役で運転される姿は素敵です。

これも偶然ですが、201号に続けて202号も撮影できました。高知側はサボも出していないため、すっきりとした前面です。

パンタグラフは桟橋側ですが、冷房化した際の室外機が高知側に付いているため、間延びした様子が軽減されているように思います。悪くないです。

このまま桟橋車庫前電停から202号に乗車し、高知駅へ向かいました。


今回の旅、最大の目的である観光列車の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗車します。

前回の四国訪問で「四国まんなか千年ものがたり」に乗車し、四国の観光列車をすっかり気に入りました。

食事は、高知の名物料理の皿鉢風の創作料理ということです。

一見少なく見えましたが、程よい感じです。

ご飯は暖かいものが提供されます。これが個人的に非常に重要なポイントで、日本を走る観光列車で暖かい食事が提供される列車は本当にわずかで、列車で暖かい食事を頂くという体験は希少です。

JR四国の観光列車は沿線の各地でお出迎えがありますが、印象的なのは日下駅のお出迎えです。

列車の停車時間は短く、下車できないのですが、熱心に地元のトマトをPRされていました。この活動は最近、東洋経済オンラインで記事になっていました。

熱心にPRされると気になるもので、是非とも、日高村産のトマトを食事に使用するとか、トマトを使用した加工品を販売してほしいなと思いました。

窪川行きの便ではデザートは別売りですが、美味しそうだったので頂きました。

車内放送の案内では、白石工業土佐工場や、住友大阪セメント 高知工場なども紹介されます。文章だけ書くと、観光列車の煌びやか雰囲気とは対極の工業的な建築を紹介するんだって感じもしますが、周りの乗客も興味深そうに見ていました。面白かったです。

紹介はされませんが、土佐新荘を過ぎたあたりで日鉄鉱業の長距離コンベアの積み出し施設も見えます。

安和駅での途中下車は生憎の雨模様でしたが、気付けばあっという間に終点の窪川駅に到着となりました。

「四国まんなか千年ものがたり」では食事の提供タイミングがイマイチで、景色の良い大歩危峡の辺りでは手持ち無沙汰な感がありましたが、この列車ではタイミングが程よい具合にまとまっているように感じました。

今回乗車した便では、伊野商業高校ツーリズムコースの学生が観光ガイドを行っていました。昨今のCOVID騒ぎの中でも、学生が観光客と接する機会を設けているのは素晴らしいと思います。

いちいち書いても仕方ないですが(ご意見はフォームから送ったので)内装だけはどうも頂けません。蒸気船やら宇宙船をモチーフにしているらしいですが、「四国まんなか千年ものがたり」同様のシックな感じの雰囲気のほうが好みでした。

非常に残念なのが、前面展望が見えないことです。運転台後ろに仕切りのない「四国まんなか千年ものがたり」はもちろん、「伊予灘ものがたり」ではデッキの仕切りに窓が設けられていると思うのですが、この列車は壁です。とても残念。


窪川駅からは特急「あしずり5号」に乗車し、終点の中村へ向かいました。

土佐くろしお鉄道の中村駅に到着。鉄道の終点ではないですが、あしずり5号の終着です。

ホテルの送迎で「四万十の宿」に投宿しました。

「四万十の宿」ですが、食事は素晴らしい宿でした。

口コミを読めば(それも何年も前の口コミにも同じことが)書いてありますが、部屋がイマイチ、コンセプトが東南アジア、景色がジャングル、温泉がイマイチ、です。ただ、食事はとても良いです。


折角、四国の南西まで来るのですから、足摺岬のほうか、あるいは土佐くろしお鉄道の終点まで乗って投宿するのもアイディアではありました。あるいは土佐久礼にあるシービューの宿も空室がありましたが、JR四国のツアーパックでお手頃に済ませているのに、別途レンタカーを手配するのも、土佐久礼まで来た道を戻るのもナァと思い、悩ましい感じでした。

前回の大歩危峡で泊まった宿はやや古い感はあったものの温泉は非常に心地よく、食事も満足なものだったので、今回は残念だなと思いましたが、これもまた思い出になると思います。

観光列車については、文章に淡々と書いているよりも、とても楽しいものでした。そういう訳ですから、次回は是非「伊予灘ものがたり」に乗る機会を作りたいと思います。

1日1往復の「四国まんなか千年ものがたり」と「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」とは異なり、「伊予灘ものがたり」は1日に4経路走ります。すべて乗るのは流石に予算の都合がありますが、果たしてどうしたものか…

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