信太山駐屯地創立60周年記念行事

長いことご無沙汰していましたが、こんにちは。

特にネタが無いのも一つですが、何気に忙しくてブログに時間を取れる…けど別のことに時間使ってしまうなという状態が続いていました(汗)。

兎も角、去る4月16日、大阪の信太山駐屯地創立60周年記念行事に行って参りました。ぶっちゃけると駐屯地一般公開で、そのお話を記事にしようかと思い書き始めたのが4週間前…

そんな訳で、開門一時間前にやってきました。周りで待っていた方の話を聞く限りだと、例年は並ばずに入れるそうですが…まあ最近は自衛隊関連のイベント軒並み大人気ですし、こんなもんです。

創立記念行事という事で、部隊が並ぶのですが、特に書くことも(;´д`)トホホ

入隊してわずか2週間の教育隊の皆様も凄いですが(特に教育隊のメンバーが倒れなくて凄い!)、重装備に身を固めていた○○もスッゴイなあ…(小並感)としか感想が書けない管理人の語彙力なり。

全員起立して国旗入場。

ご来賓の話は特に写真を撮ることも無いですが、こういった式典に参加する議員ですから、国民のことを考えてた話をされていて、例えば日本のミサイル防衛はたったの2段階だけどそれで大丈夫なのかとか、(それこそ韓国で話題の)THAADやイージス艦は高いけどそれで国民が守れるんですよ、みたいな話ですね。こういった議員ばかりなら良いなとは言わないけども、そうは言ってもこういった議員が多ければ、良い国になるのになあと思った次第。

82式指揮通信車が先頭の第37普通科連隊、観閲部隊。

そしてお待ちかね、というかお目当て登場。第3戦車大隊の74式戦車です。

なかなか戦車を高い位置から見る機会もなのでマントレットの付け根など、気になります(^^;)

続いて、所属忘れのUH-1。富士総合火力演習に行った際にも思いましたが、撮影しながら所属など手間にならずにメモ取る良い方法…ないですかね。

ブログに載せるかなと思った観閲部隊の写真は以上のような感じ。

今回の記念式典では訓練展示が興味深く感じたのでメモしておきます。まず、災害派遣訓練展示から。

大地震が発生したという想定で、自衛隊警務官が白バイで事案維持と偵察に向かいます。

大阪府の緊急車両が自衛隊偵察部隊のバイクに先導され道路状況の確認に向かいます。道路上に障害物を確認。警務官は交通整理を行います。

偵察部隊はバイクにて要救助者の捜索を行い、水上に取り残された要救助者を発見します。

大阪府道路部より障害物撤去の依頼。自衛隊普通科の特殊車両が路上の障害物を撤去します。

道路がクリアになったところに、警務官の先導の元、各種緊急車両が通行します。手前から警務官・和泉市(駐屯地所在地)危機管理部・和泉市レスキュー・自衛隊レスキュー

和泉市・消防・自衛隊による災害対策本部で支持を分担。

NPO法人のレスキュー犬とセラピー犬が登場します。レスキュー犬は家に閉じ込められた要救助を発見します。

消防と自衛隊が合同で救助にあたります。

水上に取り残された要救助は自衛隊がヘリコプターにて吊り上げ、救助します。

要救助者の救助が終わり、地元住民に見送られ災害派遣の災害車両が撤収しました。

これまで管理人が参加した自衛隊のイベントといえば海上自衛隊が多かったり、富士総合火力演習もあれは火力演習ですから、駐屯地で行われる地域密着型のイベントというのは初めてでした。当然、災害救援の演習風景を見るのも初めてで、ここ数年に発生した災害への行政の対応(の縮図)をそのまま演習にしたようで、とても実践的に感じました。

実際の災害の際、この通りスムーズに事が進むわけではないですから、「実践的」は言葉が間違っているかもしれませんが、自衛隊のみならず大阪府の緊急車両、自治体の緊急車両にNPO団体の活動が取り上げられるのはとても素晴らしく、テレビで取り上げられることの少ない活動を市民が知るとても良い演習風景でした。

東日本大震災や東北豪雨では海上保安庁の活動も目覚ましく、さすがに海上保安庁の参加は難しくとも、排水作業なので活躍した国土交通省だけでも参加していたら素晴らしいなと思います。

普段目立たない行政の車両が登場したこともさながら、NPO団体のセラピー犬については、近年では避難した後の心のケアが取り上げられることもあり、とても感心しました。

さて、ここからは自衛隊「らしい」演習内容、防衛出動の訓練展示です。

会場左手が敵に占領されたという想定で陣地奪還の演習になります。写真は設営風景。

先ほど消防隊員と訓練した高台に既に狙撃隊員が配備済み、偵察要因も配備済みという想定で、UH-1ヘリコプターで増援を送り込みます。

風で巻き上げられた桜吹雪が印象的な降下風景でした。スッ…

ヘリコプターから隊員が増援に向かった裏で、迫撃砲や榴弾砲が展開中。富士総合火力演習では自走しているFH70榴弾砲を撮り損ねましたが、今回は自走している姿を見れて大満足。

FH70の展開が終わったあたりで、敵陣地で「司令官」が移動して部隊に指示を出しているのが発見され、狙撃部隊に撃たれ、身を張った演技で崩れ落ちました。棒のようなものをもって歩き回っていて、周りではジョンウン、ジョンウンの声が…

実戦になったとして、自衛隊ってこんな簡単に狙撃とかしないと思うんすけど、どうなんでしょうかね。

FH70最初の空包射撃シーンは上手い具合に撮影できず…残念。迫撃砲は展開しただけで発射されませんでしたが、ありゃ空包無理なんですかね。

兎も角、煙幕的な物が設置された家から投げ出され煙がモクモクと弾着感を出します。

そして待ちに待った戦車隊の74式が颯爽と登場、射撃。

(敵役の)87式偵察警戒車はあえなく撃破され後退。榴弾砲射撃後の煙幕は微妙(だって本物は赤とか黄色の煙出ないし)でしたが、こちらは撃破されたら煙出そうだし燃えそうだしリアル。

(設計思想が同じなら似た形になるという話はあるとしても)他国の偵察車両と外見が似てる訳で、無理に戦車や自走砲を出すより敵役には最適な気がします。

敵車両が撃破されたところで軽装甲機動車とともに歩兵普通科隊員じゃなかった気がするけど忘れた、が進軍。

開いたドアを盾にして銃を構える体勢、Twitterなんかで他国の軍事組織がやってる写真を見たりしましたが、自衛隊もやるんですね。

隊員が出始めたところで敵を混乱に入れるためかな、FH70射撃2回連続。今回はそれなりに撮れました。なお発砲炎は撮れない模様orz

敵(北朝鮮兵ってワードが聞こえてくる)が逃げ出したところで、96式装輪装甲車が登場。敵の鉄条網の先へ猛進し隊員を降ろす。

残る敵兵を掃討したところで、連隊旗を振りかざし自衛隊の勝利。

自衛隊が陣地を奪還した後、AH1-1で残った敵戦力を偵察、排除みたいな内容でAH-1が飛行していったのですが、そちらをレンズで追っていると気づいたら74式が目の前を機銃の空包を撃ちながら猛進している、の図。

ヘリコプター撮影時の設定のまま遅めのシャッターなので流し撮影。でも流し撮影の方が躍動感あるし、高速シャッターで静止させるより「らしい」気もします。

といったところで観閲式及び訓練展示の内容は終了でした。この後、展示に向けて移動する車両・ヘリコプターの撮影。

と言う訳でAH-1からやってきました。如何せん、記事を書いているのが基地公開から暫く後なので記憶があやふや。第5対戦車ヘリコプター隊かと。

UH-1。こちらは侵入高度的に陰で発色が悪い。

AH-1の撮影ではあまり感じませんが、UH-1はローターの大きさが目立つのか、フレームアウトしないように引いて撮らねば、と毎度思ってしまいます。

地上に目を向けては、74式ハルダウンポジ。

APFSDSはほぼ平行に着弾すれば跳弾を起こすとの事で、74式の砲塔は結構いい形してます?

富士総合火力演習や展示車両ではなかなか撮れない真正面からのカット。なかなか貴重な気もします。

他の展示に向けて走行していた車両もありましたが、どれもパッとしたカットにはならず、お蔵入り。試しに桜を手前に入れて一枚撮ってみたところ発色もそれなり、これは良いんじゃないかな。

当然、展示の方も撮影はしたのですが、光線的に厳しく写真の枚数的にも敢えて載せなくても良いかな、と判断。この記事では訓練展示を書きたかったので。

と言ったところで、公開まで時間掛かってしまいましたが信太山駐屯地創立60周年記念行事でした。

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