中国東北部遠征 その6-天津

いよいよ夏だなあという暑い日々です。とても7月とは思えないです…

大阪は先月地震に見舞われ、そして7月に入れば西日本を中心に歴史的大雨に見舞われ、地域で災害が続くといよいよ大地震が現実味を帯びてくるように思います(もっとも、既に確実な話ではありますが…)

兎も角、本題に入ります。今回は東北部遠征その6、遠征5日目の最終日です。今回は天津の写真を少々と、旅行の費用を軽くまとめたいと思います。

前日夜に乗車したZ81次は天津に早朝4時37分着です。真っ暗で仕方ないので、適当に駅の脇にあって幸い24時間営業していた「李先生」で時間潰し。

北京まで乗車すれば6時着になるので、北京まで切符を買えば良かったなと思いましたがあとの祭りでした。大連の駅で行先変更できないか聞いてみたら駄目と言われたので仕方ないなと思いましたが、国鉄は車内で乗り越し精算できたような…?

兎も角、店内で良い感じに時間を潰して7時過ぎには明るくなってきたので外へ。

昨晩、寝台で合った人民に大気汚染は気にならないかと訊かれ、特に気にならないと答えた翌日がこの素晴らしい汚染具合…

1988年完成の天津(東)駅。なかなか幅広でカメラに収まりません。

大連の様に荷物を預けてしまおうと思ったのですが、残念ながら荷物預かり所を見つけられなかったので仕方がないので持って歩くことになります。改札内には預かり所があるようですが…

天津駅のすぐ近くに海河が流れています。聞きなれない名前ですが、華北でも最大級の川だそうです。新しい知識が増えました。

19世紀後半20世紀前半にかけての天津駅一帯はロシア租界、対岸の見えている辺りはフランス・日本租界になっていました。

残念ながら荷物を持ったまま路線バスに乗車します。

張学良旧宅へ。

一応、97年に全国重点文物保护单位に登録されてはいますが…どう見ても割と最近作り直したようにしか見えませんが。

ここまでハルビンや大連で本物の歴史建築を見て感心したのはやはり当時の雰囲気が残っているからであって、小ぎれいに再建された建物には感想すら浮かびません。

館内は当時の生活の様子を復元してあるようで、写真を見る限りだと割とそれらしいんじゃないかとは思いますが、営業時間外です。

すぐ隣には「チャイナ・ハウス」(陶磁器の家屋)というものが建っています。

張学良旧宅と同じく西洋風の建築になっていますが、外観を中国式の陶磁器が埋め尽くしています。

造詣が深くないので陶磁器を見ても勿体なあ程度の感想しか浮かびませんが、好きな人にはたまらなく面白そうです。

少し歩いて和平路と赤峰道の交差点には「国民飯店」が残っています。

フランス租界時代の1923年に建設され、30年代には中国国民党の吉鴻昌が逮捕されるきっかけとなった舞台など、激動の時代を潜り抜けたホテルです。

地铁和平路駅に入ったところに素敵なプロパガンダポスターがありました。

社会主義核心价值观は有名(?)ですが、これもなかなか良いです。

我们的核心价值观
竞进(力強く/競いながら前進する) 安全(安全である)
服务(奉仕する) 奉献(捧げる)
协作(協力する) 共享(共有する)

中国語には詳しくないですが、日本語の漠然とした「安全」より中国語の(恐らくこの場合は)形容詞として「安全である」という表現は好ましいと感じます。日本の会社にこの類の価値観を考えさせてもお客様第一くらいしか出てこないだろうなあと思ったりします。

地鉄天津駅で路線を乗り換え、東南角駅下車。少し歩いて古文化街へ。

まあ大したところではないですが、帰国前にお土産を買うには最適な場所です。

天津名物の麻花というお菓子を実家向けに、あとは変なものを買ってくれと頼んできた学友には毛沢東の顔と為人民服務の文字が書かれた小さなマグカップの置物を買っておきました。麻花は帰国してから食べましたが普通に美味しかったですし、マグカップは期待に添えたようでした。

天后宮です。入ってはいません。

古文化街は早々に飽きたのでスターバックスに撤退して休憩し、サブウェイで昼食を食べてから早めではありましたが飛行場へ。

天津滨海国际机场に到着。

チェックインして搭乗券を受け取りました。例によって非常口の人権シートです。

通路側が楽なのでそちら側でお願いするので、なかなか外の風景を撮れないのが残念なところです。短距離路線なので特に風景を見たい欲はないですし、大きな飛行機ならトイレに行くついでに入口のドアの窓から見ればいい様な気がしますのでやはり通路側が良いです。

タキシング中に窓の外に駐機された古い飛行機が見えたので慌てて撮りました。Li-2やZ-5ヘリコプター、そしてネットで探すと奥に見えている旅客機は元JAL機のようです。

左手にAn-12のような飛行機も見える気がします。Li-2は中国民空のもののようで、その中国民空はAn-12の運用者だったので正解かもしれません。

とはいえ綺麗な夕焼けが見れると写真を撮りたくなるものです。飛行機から見る景色には翼が入らなくては。

飛行機からの景色と言うと、広州に住んでいた頃、家族旅行先の外国(タイだったと思う…)に向かう途中の飛行機から見た満天の星空が未だに忘れられません。夢だったんじゃないかと今でも不安になります。いつか、本当に飛行機から素晴らしい星空が見れるのだと再確認したいものです。

ともあれ飛行機は定刻に成田空港に到着。沖止めなのでランプバスに乗ってターミナルに戻ります。今回も荷物は少々待ちましたが、スムーズに出口へ。

比較的遅い時間だったので飛行場からリムジンバスに乗るか京成に乗るか悩みつつ取り敢えず駅に向かうと「次の特急が最終の特急です。停車駅は東京品川武蔵小杉横浜…」と駅員の声が。4駅で横浜か…乗るしかないと迷わず成田エクスプレス乗車を決定( ;∀;)

横浜から相鉄に乗り換え、帰宅。相鉄車内で、十数時間前に天津で聞いた中国式の自動放送とは大違いだなあなどと思いながらあっという間の東北部遠征が無事に終わりました。

旅の感想を振り返る前に、今回の遠征の費用を大まかですが控えておきます。管理人自身、これは備忘録として有効だと考えています。予約サイトの履歴遡るの面倒ですからね…まずは事前に支払ったものと後からカードで引かれたもの。

  • 成田→ハルビン 春秋航空IJ1051 14,390円
  • 龍門貴賓楼酒店 3575円(一人当たり)
  • ハルビン→瀋陽 K1022次 2554円
  • 遼寧賓館 2171円(一人当たり)
  • 瀋陽→大連 G8046次 3340円
  • 大連→天津 Z81次 6021円
  • 天津→成田 春秋航空IJ1032 17,390円
  • 成田エクスプレス54号 4490円

両替は成田第三ターミナルの両替所のキャンペーンレートで25000円が1354RMBに。昨年夏の旅行後に215RMB程度手元に残して出発したので、だいたい1570RMBでスタート。ここから現地で支払ったものから覚えているもの。

  • ハルビン空港→ホテル タクシー 120RMB(一人当たり)
  • 瀋陽→撫順北 K95次 12.5RMB
  • 撫順北→撫順  K7426次 12.5RMB

正直これくらいしか把握していない…(汗)現在手元に730RMB程度残っているので、単純計算で695RMBが食費と交通費。4泊5日で食費交通費合わせて12000円程度はなかなか頑張ったと思います。天津の古文化街と飛行場の観光地価格のお土産代(最後の最後、飛行場でバイト先にお土産を買った…)も含まれているので、実際はもっと少ないですね。

金遣いに関しては昨年夏の中国遠征からだいぶ理想形になりました。ただ、夏の中国遠征の記事でも書きましたが、管理人としては、やれピザハットだのサブウェイといったチェーン店での食事は全然アリだと思っています。やはり海外では言葉の壁や、学生には入り難いなという場面もある訳ですから、しっかり食事できればそれで良いとは思います。

旅行自体としては、今回の旅行の目当ては旧ハルビンヤマトホテルに泊まって、大連ヤマトホテルを見に行くというものだったので、そこに関しては満足です。ハルビンや大連の歴史建築に詳しく無いので写真を撮った以上のことは言えませんが、日本人の造った建物が今でも現役で残っているのは他意なしに嬉しいなと感じます。日本の戦前の建築も見ていきたいところです。記事内でも何度か書いてますが、中国にありがちな微妙な雰囲気の復元された街並みではなく、当時物がそのまま使われているので街の雰囲気も素敵です。

旅行自体は事故なくスムーズに進んだので、こちらも満足しています。一方で反省点を挙げると、取り敢えず大きなものとして写真の撮影枚数には不満が残りました。

今回の旅行のメインは(撫順で撮り鉄を除くと)歴史建築ということで7Dm2に10-20mm F4-5.6 EX DCを付けて撮影していました。ワイド側10mmあれば基本的に建物撮影には困りませんが、今回見てきた歴史建築にはバロック式だのアールデコ調といった立派な装飾が施されているものが多く、テレ側の20mmではそれらのディテールを抑えることはできず、またトリミングに耐える解像度のレンズではありません。

じゃあレンズを付け替えろという話になるのですが、歴史建築の横にまた歴史建築が建っているようなとこでいちいち広角レンズ↔標準ズームを付け替えて撮ってられるかみたいなところは感じます。そうなると、建物のディテールの写真は妥協して広角レンズでずっと撮っているみたいな状況が生じていました。

このブログでもちょこちょこ書いていますが、今年の夏(8月)にはヨーロッパ方面にに4週間程の旅行に行きます。中国は比較的容易に再訪できるとして、欧州はどうだろうか(飛行機で容易に行けるとして、長期間、同じ旅ができるか)という点を考えると一枚でも多く写真を撮ってきて、やはりカメラは2台持ちで広角レンズと標準ズームを別々で使えるようにすべきではないかと考え…

旅行から帰国後の5月にはミラーレスのCanon EOS M3を購入しました。

購入後、度々使っていますが、ミラーレスなのでなにより軽量ということで歩きながら写真を撮るということにとても相性がいい様に思います。ディスプレイを常に見ながら撮ることになるので、APS-Cだとワイド側が足らない標準ズームでも、本来の持ち味のボケを生かした写真を撮りやすいなと感じたりもします。

先月はM3も持って立山黒部アルペンルートを富山から長野へ抜けましたが、バッテリーもぎりぎり1日は持つので遠征でも取り敢えずは使えそうです。後半戦バッテリーが切れても7Dm2があるので大きな不安にはなりません。

基本的には首からミラーレス+広角レンズを下げて、カメラバッグに7Dm2に標準ズーム付けた状態で入れておけば楽に感じました。つまりレンズを付け替える手間が大きかったという訳です。

他の反省点というか細かい点としては街歩きがそもそも得意でないだとか、ボストンバッグはかなり邪魔だったとか、その辺りになるのですが、細かく書く所でもないのかなと。

といったところで、今回も全ての記事の投稿に実に4か月近く掛かってしまいましたが、3月20日から24日にかけての中国東北部遠征でした。

管理人はこれから少し多忙な時期に突入しますが、欧州遠征前にブログ更新出来たらなと思っています。ではでは。

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