京都、瑠璃光院の青もみじ

5月は遂に一度もカメラに触れることなく終わってしまったので、6月はもう少し写真を撮ろうと思い、すでに今月も半ば。

近畿地方も梅雨入りして、過ごしにくい天気の日々が続きます。こんな天気だからこそ、加えて感染症騒動で京都に観光客の少ない今こそ、いつもは混雑している場所に行こう、と思い腰を上げて、出掛けました。

大学の講義がWEB授業になり、生活リズムが相当乱れています。一睡もできずに、気付けば日曜日の早朝。二度寝して昼過ぎに起きれば、雨でつまらない一日も半分潰せるかと思いましたが、前夜に眺めていたツイッターで、今なら瑠璃光院は人が少ないと書かれていたのを思い出しました。

最寄り駅から阪急電鉄に乗り、河原町へ。河原町で朝食を口にして、30分ばかり歩いて出町柳駅に向かいます。叡山電鉄の駅に入ると、ちょうどよく、観光列車「ひえい」が入っていました。

楕円形の変わった顔の電車で、終点、八瀬比叡山口駅へ向かいます。

駅から少し歩いて、瑠璃光院に向かいます。河原町で朝食を食べたり、出町柳まで歩いたり、うまく時間を潰せたので、10時の開場15分前に待機列に入りました。13人くらい並んでいました。その後も、列車が到着するたびに10人づつくらい列が伸びていたでしょうか。

開場時間になると、住職が出てきて、コロナ対策の注意点などを伝えていました。

アイキャッチ画像に設定しているのと同じ写真です。この有名な構図は、数寄屋造りの建物の2階部分です。

入口から本堂まではあまり見どころは無いので、そのまま”撮影地”へ直行した感じです。まあもっとも、建築が趣味の方には建物も興味深いのでしょう。

建物といえば、いつか、群馬県太田市の中島知久平邸に行ったことがあります。エンジンで飛ぶ大型の「旅客型富岳」というものを見に行きました。当時から、建物は良く分からないようなことをブログに書いた記憶があります。ロケーションとしては、オールドレンズなんかをもってポートレート写真とか面白そうです。許可はともかく、被写体を用意できないことを除けば…

作例を調べるまで、この反射してる部分は床だと思っていたのですが、これ机なんですね。それも、あまり大きくない。私の友人は、これは温泉だと思っていたらしい。

構図としては、柱がど真ん中に来るより、これがかなりイイですね。シネマスコープ的な感じですね。

構図も悩ましいですが、色味も悩ましい。天気も相まってかなり薄暗いので、これくらいの雰囲気かなと思いますが、どうも輝度が低い。要するに、現像が下手ということです。

斜め方向から撮った写真が多いです。フルサイズに24-70mm(のワイド側)で撮影していますが、真正面に立つと小壁や机が十分に入らない。わずかに画角が狭いようです。20mmくらい欲しいかな。

なんだか、いつも書いていますが、使っているEF 24-70mm f/2.8 L USMはいい加減買い替え時です。かなり絞らないと解像感が悪い。絞っても打率悪いです。

なんだか、秋や冬、来年になっても旅行に行ける気がしません。いつでも出国できるように充分に貯金しています。どうせ行けないなら、それでレンズ買い換えたいけど、旅行行かないならレンズ買ってもなあ、と、ずっと悩んでいます。

廊下を入れる構図は難しいです。途中から雨も止んで、外が明るくなってきたので内と外の明るさの差が大きいです。悪天候の夕方とか、どうだろう。

ちょっとだけ、望遠レンズに付け替えて撮影。青いもみじが生い茂っていても良く分からない感じですが、もみじですね。

1階部分。こちらの方が”もみじ感”がありますね。

2階部分はカメラオタクと一般人が混じって、混沌としていましたが、ここでは畳に座って休んでいる方も多かったので、写真は程々に。これ、なんだかテレビのCMみたいだなと思いました。

出口付近にて。

入場時に写経用紙貰えるのですが、一人で写経してもなあと。1階部分でゆっくりもしてみたいけど、一人で座ってもなあと。結局、鉄道写真と同じで、撮りたいものだけ撮って満足するいつもの感じ。

「驛瀬八」

戦前の建物そのまま残ってるみたいですね。駅の写真もよく撮っておけば良かった。

折角ここまで来たのだから、比叡山ケーブルでも行こうか、それとも、徒歩15分くらいの場所にある蓮華寺に行こうか悩みましたが、疲れたので戻ることにしました。”ここまで”と言っても、こちらは運賃高くないのでいつでも来れるし…鞍馬線は高いんですが。

帰り際、単身、祇園四条のレストランキエフへ。前から気になっていたのですが、誘った友人数名にロシア料理は難色を示され断られている。

ボルシチは、少し硬い肉が入っていてロシアっぽい。旨い。ピロシキは揚げピロシキ。ロールキャベツは、何も考えずに注文したのですが、私はクリーミーな食べ物苦手なので、苦手。スタローバヤのピロシキはクリーミーじゃないんですけど、ゴルブッツィという名が付くとクリーミーなんですかね。

太秦の方にスロベニア料理屋があるらしいので、次はそっち行ってみたい。寺巡りも、料理屋も、一人は違うと思うんですけど。

2月末のロシア旅行の後編もそろそろ仕上げたいです。昨年夏の旅行記も、一昨年夏の旅行記も完結していませんし。


コメントを残す