ウズベキスタン荒野鉄 ①

2023年2月18日から25日にかけて、趣味の仲間と共に、約1週間、ウズベキスタンを旅しました。

2019年の夏にカザフスタンは訪れたことがありますが、国の北部に位置するステプノゴルスク以外は実質行っていないようなものですから、中央アジアらしい中央アジア初訪問となります。今回からしばらく「ウズベキスタン荒野鉄」と題してお付き合い頂ければと思います。

2023年2月18日

Peach MM809 HND → ICN

仁川-タシケントの便を予約しているため、まずは仁川に向けて出国。

Peach MM808/9は現時点で羽田と仁川を往復する唯一の航空便。もともと、深夜1:55発の深夜便ですが、出発が遅延し、2:55の出発となりました。2時間程度の短いフライトなので離陸後に十分に睡眠がとれるわけもなく、眠気も相まってかなり疲労を感じました。

6時前に着陸したものの、入国審査でかなり並び、入国したのは7時頃。ウズベキスタンのチェックイン開始までカウンター前のベンチで文字通り爆睡。

チケット購入時に座席指定を忘れていて、おまけになぜかオンラインチェックイン不可で焦りましたが、カウンターで窓側か通路側聞かれたので通路側を指定でき一安心。

中央アジア上空のフライトの場合は国境地帯にそびえる山脈を見ることが出来ると思うので窓側もやや惹かれますが、通路側のほうが気楽で快適です。

機内食は、少なくとも確実に、秋に乗ったシンガポール航空より豪華だった。

仁川から半分寝ぼけたような状態で搭乗したこともあって、あまり良いメンタルではなかったのですが、写真奥の小皿のナッツ入りのサラダやタルトが脳に中央アジアのイメージをもたらし、突如として旅行気分のスイッチが入ったような気がした。

着陸前に軽食も出るので、これは腹いっぱいとなりました。

HY512 ICN → TAS
Boeing 787-8 Dreamliner UK78706

無事、タシケントに到着。

今回の旅の同行者である石器時代氏(@NsaYamamoto)がトルコから入国済みで、なんと、到着時に撮影して頂けました。

【タシュケント空港 スポッティング 2023 ウズベキスタン航空】

クアラルンプールからA321に押し込まれてやって来た露水氏(@Rail900)と合流したのち、ひとまずタクシーで宿へ。Yandex Taxiで使えるか試したところ、なんと日本のクレカOK。Yandexはロシア企業なので制裁でクレカは無理かと思っていたが、ラッキーだった。

ちょうどタシケント南駅の裏側に位置する【South Hotel】へ投宿。

タシケント南駅。実際のところ全く似ていないのですが、背の高い中央部と左右均等に広がる姿にヌルスルタン駅の雰囲気を思い出しました。国旗が高く翻っているのもグッドな姿です。

駅前広場にやって来たミニバス。ウズベキスタンでは、このタイプのエルフ5代目のフェイスリフト仕様のシャーシに客室部を架装したミニバスが市民の足となっている。

日本では生産期間が短く、あまり目にしない顔だが、トラックも2t積系はこの顔ばかりで面白かった。SAM AUTOというメーカーがサマルカンドで製造している。

シベリア抑留捕虜が建設に関わったことで知られているナボイ劇場を見に行きました。今回の旅で訪れた数少ない観光地です。

綺麗な建物ですが、例えば大連ヤマトホテル(営業再開する方針だそうです)と異なり周囲を歴史建築に囲まれている訳ではないのが少し残念に思いました。向かいはロッテホテルで意気消沈です。

食事はシャワルマファストフードのようなところへ行きました。

すっかり日没後に南駅に戻ってきました。入替作業中のТЭМ2。

ウズベキスタンの客車の熱源は例によって石炭です。

私は冬季に旅行したことがないので、本物の石炭暖房を味わったことはありませんが、駅には石炭暖房の匂いが必ずあるものですから、忘れることのない、旅情を誘う空気です。

久々に、この空気のある場所に戻って来られて、やはり旅は良いなあと思いました。


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