Σ 150-600mm Sportsの試し撮り

こんばんは

先日導入したSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsですが、月曜日に時間があったので、試し撮りに出かけようと思っていたところ、学友氏に誘われたので午前中にバスの撮影を行うことに。

そのバスの撮影に加え、午後から厚木基地で航空機も撮影してきたので併せてレンズの撮影レビューということにしたいと思います。


2020年10月10日追記。記事について

この記事は4年前、購入したレンズの届いた興奮覚めぬまま書いたエントリーです。
管理人のブログに検索して来て頂いているエントリーの上位記事なのですが、今となっては些か、拙い内容に思います。
個人ブログという性格上、内容そのままに残しています。

元々、百里基地航空祭で焦点距離不足を感じて購入を決意したレンズですが、その後、百里基地航空祭に行くことはありませんでした。
2017年の入間基地航空祭岐阜基地航空祭、2018年の入間基地航空祭岐阜基地航空祭、2019年の岐阜基地航空祭はこのレンズで撮影した写真が主です。

私の個体固有なのか、この価格帯のこのような望遠レンズ固有の使用感なのか判断できませんが、300mm以降の打率は決して高くはありません。
また、購入後のピント調整のためのメーカー送りは必須です。

個人的な感想ですが、50-500や60-600のようなバリフォーカルレンズを避けたい場合、(純正の)100-400や150-600Cが貧相に思えるならば、150-600Sは単焦点レンズに負けない迫力で良い選択に感じます。
ただし、フードが金属製で異様に重たいこと、三脚座が外れないこと(アルカスイス互換への交換は可)などは注意点です。
鉄道写真の撮影で使う機会は多くありませんが、航空写真撮影の参考になればと思います。


一応、写真毎に設定も書いていますが、同時にDPP上で、コントラスト・彩度・シャープネスの調整と角度の調整・トリミングを行ったものもあるので参考までにということで。

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1/250 f/6.3 ISO-200 +0.7  at 150mm

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1/160 f/5.6 ISO-200 +-0 at 150mm

最初の二枚は学友氏が気に入っているという駅前ロータリーで撮影。150mmだとカツカツなのはさて置き、この時点ではレンズのあまりの重量に慣れていない感があります。

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1/200 f/6.3 ISO-200 +-0 at 600mm

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1/250 f/6.3 ISO-200 +-0 at 350mm

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1/320 f/5.6 ISO-200 +-0 at 160mm

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1/200 f/6.3 ISO-200 +-0 at 175mm

駅前ロータリーでは150mmのワイド側でも厳しいので少し歩いて直線の道で撮影します。600mmのテレ側で1/200は若干手振れしています。手振れ補正のOSは三段分らしいので、35mm換算で計算すると1/200では動作している筈ですが、レンズ自体重たいので限界もあるのかもしれません。

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1/200 f/6.3 ISO-200 +-0 at 600mm

ピントが甘いのかなとも思いましたが、街路樹を見た感じだとこれも手振れでしょう。かといってピントが完全に合っている訳でも無いですが。今回の撮影で縦位置はこれだけ。

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1/2000 f/5 ISO-200 +-0 at 150mm

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1/2000 f/5 ISO-200 +-0 at 150mm

また少し街の中を移動して小田急のガーター橋が撮れる位置に。小田急線のガーター橋は多少珍しいかもしれません。このような構図だとF値に関係なく、背景ボケは意識しない一枚になると思いますが、如何に。

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JPEGのM Normalで撮影しているので画質自体が悪いところもありますが、このくらいの解像度。

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1/1250 f/5.6 ISO-400 +-0 at 250mm

ガーター橋と小田急の1を撮ってたら海上自衛隊のP-3Cが頭上を飛んでいきました。咄嗟だったのでシャッタースピードを落とせなかったのでプロペラが静止してしまってカッコ悪いですが、f/5.6開放でもあまり画質が悪いとは感じません。

で、学友氏とは一風堂でラーメンを食った後別れ、自分は相模大塚駅へ。

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1/640 f/8 ISO-320 +-0 at 260mm

過去2回ほど来たことのある厚木基地相模大塚駅寄りの滑走路端へ。この場所で始めてバスが通っているのを見かけたので一枚。260mmで解像していないのではなく、唯のピンボケ。

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1/640 f/8 ISO-320 +-0 at 600mm

知り合いの高齢の方曰く、朝鮮戦争の時は日夜関係なく戦闘機が飛んでいたそうですが、そんなことは兎も角、600mmあると遠くの被写体もここまで近づけます。

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真ん中あたりを拡大してみるとこんな感じに。ピントがビシッと合っているかも怪しいですが(苦笑)、撮影している場所も遮る物なく直射日光を受けているので大気の揺らぎはあるかと。

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1/2000 f/9 ISO-500 +-0 at 360mm

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1/1600 f/8 ISO-400 +-0 at 185mm

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1/1250 f/8 ISO-500 +-0 at 185mm

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1/1600 f/8 ISO-500 +-0 at 524mm

航空自衛隊のP-1哨戒機が訓練を行っていたので撮影。厚木基地周辺は終日半逆光のようなスポットばかりですが、特に午後は後追い構図でないと完全に逆光となってしまうので、面白みのない構図ですが。

f/8 ISO-400辺りが安定するかなといった印象ですが、特に300mm以降は開放でも画質はあまり変わらないので、もう少し光線状況の良い日に追って撮影してみたいところです。

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1/320 f/25 ISO-500 +-0 at 230mm

ヘリコプターは旋回する位置が違うので、それこそ逆光写真です。230mmで1/320なら完全に手振れ補正が効いている範囲ですので、重たいレンズに負けてヘリコプターを追い切れていない管理人の図。

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1/500 f/11 ISO-320 +-0 at 401mm

いくら空が青いといっても、P-1哨戒機はグレーでコントラストが低いので、鮮やかな機体ですとカメラ本体もAFが効きやすく感じます。

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1/640 f/11 ISO-320 +-0 at 600mm

そろそろ撤収しようかというときに遠くに米軍の四発輸送機…C5ではなくてC-17 グローブマスターIII。尾翼の黄色いラインが綺麗ですね。

さて、当然いろいろとレビュー記事を読んでからレンズを選んだわけですが、「これレンズじゃなくて本体が悪いんじゃね」という場面が多々。特に、厚木基地の撮影ではISO-400だってザラザラしているのが気になります。

絞りについては絞れば画質の向上、よりもコントラストが高くなる方向で効果が表れる印象。ですが、管理人はそもそもピクチャースタイルでコントラスト+3くらいにしてあるので開放で撮っても良いかなという気はします。実際、P-3Cは開放で撮影していますが画質的に差はないような(気がします)。画質と言えば、海外のフォーラムには超望遠レンズなんてシャープネス調整するのが当たり前、そんな中でもこのレンズは優秀と書かれていたのは一理ある気がします。

取り敢えずといいますか、Amazonで32GBのCFカードを購入したので来月文化の日の入間航空祭はRAWで撮影して、DPPでノイズ低減処理するなりしてみようかなと思う次第です。

そんな訳で、レンズの試し撮り…でした。後半は撮影した航空機の紹介になってしまった気もしますが(苦笑)、ではでは。

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