1月の中旬頃、宗谷ラッセルの大変すばらしい写真をSNSで拝見しました。カロリーの高い北海道遠征は控えようと思っていたのですが、どうしても一昨年の再履修をせねば思い、2月下旬の3連休に渡道する航空券を手配してしまいました。
2月下旬は確かにシーズン終盤ではあるものの、通常であれば冬は継続中という時期のなずですが、2024年は春のような天気が続く異常な暖冬と、直前の天気予報でも宗谷本線エリアの降雪にはとても期待できないことは明らかで、出発前夜に慌てて道東エリアへの転戦を決定…
2024年2月22日
2月23日の天皇誕生日から珍しく金曜スタートの連休だったので、木曜日午後から時間休を取って羽田空港へ。
NH 4731便(Air Do 031便・東京羽田 17:50→新千歳 19:20)にて新千歳空港へフライト。北海道産ホタテのプロモーションでホタテのゆるキャラが描かれたヘッドレストカバーだったり、菓子の試供品が振る舞われたり、少しワクワクしたフライトでした。
これまで過去3回の渡道はすべて新千歳から鉄道移動でしたが、今回は新千歳でレンタカーをピックアップ。2月23日20時から2月25日19時まで乗り捨て料金込み3万円也。
新千歳空港を20時40分くらいに出発。旭川で道央道を降りた後に、本当に宗谷本線に行かずに後悔しないか悩み塩狩峠パーキングまで北上したのですが、曇っているラッセルのカットを増やすよりヨンマルの晴れカットを撮るべきだと自分に言い聞かせ、大空町東藻琴の道の駅「ノンキーランドひがしもこと」に翌日の2時過ぎに到着。
2024年2月23日
道の駅で3時間半ばかり仮眠後、さらに30kmほど東へ移動して、釧路本線 止別-浜小清水のお立ち台へ向かいます。
線路沿いの道路を止別駅方面進み、止別川を渡ってすぐ右岸側に右折した道路に駐車できます。冬季は鉄橋をくぐって線路の北側に出られます。
正面にそびえる海別岳
知床連山を背後に進む釧路本線の始発列車 4722D
下りの普通列車が直後に通過するので、忘れずに撮っておきましょう。釧路行き 4725Dが浜小清水で4722Dと交換して7:05発です。
私は下り列車の時刻を確認することなどすっかり忘れ、早々に移動してしまいました。
緑始発・網走行きの上り普通列車 4724Dはキハ40による運転です。
北浜からわずか10kmほどしか離れていませんが、流氷は離岸していました。とはいえ、このように海の青が見えているほうが風景を感じて良いかと思います。
オホーツク海に一番近い北浜駅で過ごした朝でした。
4724D撮影後の移動をあまり考えておらず、ひとまず石北本線 4656D(網走 8:44→北見 9:48)を撮りに西女満別へ移動しました。西女満別は晴れたのですが、没写真です。
西女満別に続けて常紋峠 146kpを訪れましたが、ここについては完全に列車時刻を勘違いしていて、何も撮影せずに下山しました。
146kpで撮れるのは遠軽から網走へ向かう下り列車ですが、上り列車を撮ると勘違いしていて、4658D(網走 10:19→遠軽 12:52)を撮ろうと11時頃に着いたのですが、撮るべき次の列車は4663D(遠軽13:00→網走 16:01)であって、しかも曇ってきたので下山した、ということです。到着した時間も悪く、ちょうど林道入口の踏切でオホーツク1号を見送るタイミングとなってしまいました。
遠軽周辺はかなり降雪が少ないようで、周辺の道路も完全に乾燥している場所も多く、この通り線路上の残雪もかなり少ないコンデションでしたので、ここで撮れなかったことにそこまで後悔がないのが救いです。
運転で疲れていたこともあって、休憩後に少し移動して、生野駅跡地の北側にあった踏切で適当にお茶を濁して済ませました。
夕方、石北本線から釧路本線に戻りました。ステンレスの車体が良く映えます。斜里岳は…残念ながらご覧の結果です。
次の上り列車 4730Dも車体には光線が当たっていましたが、こちらは流氷物語ラッピングでした。側面フルラッピングでどうかと思いますが、正面だけなら九州のキハ31のようで好ましい感じです。
翌日の網走には終日晴れ予報、そして富良野にも晴れ予報が出ていました。
網走では少なくとも朝に撮りたかった2枚は撮れています。一方、根室本線では一昨年の訪問で再履修したいカットが幾らかあります。昼に遠軽を往復しているので旭川まで200km以上運転は尻込みしましたが、翌日は富良野行きを決めました。
20時過ぎに永山まで戻り、夕食後にネットカフェに投宿しました。